実臨床の議論を図で整理!

まずはこれだけ!薬箱に用意しておきたい常備薬と医療具

PHAL
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薬剤師のPHALです。

すぐにモノを無くす私の薬箱には体温計が3つ入ってます。

今回は、今更ながらブログタイトルに合わせ、基本に立ち返って家庭の薬箱の中身について考えたいと思います。

まずは、これだけは揃えたいと考える家の薬箱(救急箱)に入れたい基本セットを考えていきたいと思います。

今回紹介するのは老若男女、どんな世帯の家庭にもとりあえず常備しておきたいお薬、医療具についてご紹介します。

こんな方は是非ご一読を。

・とりあえず、初めに用意していおきたい医療機器とお薬を知りたい

これは必須!基本の医療具とお薬

それでは、早速一つずつご紹介します。なお、はさみ、ピンセット、綿棒、テープきなどは救急箱にあっても良いかと思いますが、医療具というのもいまいちかと思ったので省略します。

シチズン 電子体温計 CTE707 予測式 15秒 CTE707 ホワイト

まずはこれ。言うまでもないですね。体温計です。予測式で15秒で大体の体温が分かり、そのまま脇に入れていれば10分程度でより正確な実測値が測定されます。

15秒での測定は確かにばらつきが大きく出る場合がありますが、手軽に体温の異常が無いことを確認するという程度の使用では非常に便利です。

こちらの温度計は液晶画面も大きいため数値が見やすく、体温測定時の”ピピピッ”の効果音も大きく使いやすいです。

口内や耳で測定できるタイプの体温計はより迅速に実測値が出るのでこれらもお勧めできますが、より高価となります。

どんな世帯の方にも自分の健康管理にまず体温計は必須と言えるでしょう。

BAND-AID(バンドエイド)

これも言うまでもありませんね。絆創膏です。なお、バンドエイドはジョンソンエンドジョンソンという会社さんの商品名となりますが、アメリカでもそのまま通じるそうです。

バンドエイドは通常のガーゼタイプ以外にキズパワーパッドという湿潤療法用の絆創膏があります。キズパワーパッドは上手に使えば本当に傷の治りが早いです。この方法についてはいつか解説しますが、今回は通常の絆創膏の方です。

なお、この湿潤療法では傷口の消毒をしないことが前提になります。

とりあえず、今回はどんな方でも家にあって使う機会があるものをご紹介という前提で、ガーゼタイプのBAND-AIDを推奨します。

お好みの銘柄があれば、当然BAND-AIDという商品にこだわる必要はありません。

白十字 FC ステラーゼ L(7.5cm×10cm) お徳用 24枚入 [一般医療機器]

まだまだ薬はでてきません・・・。ガーゼです。いざ怪我をしてきれいな布を用意したいとき、意外と近くに無いものです。滅菌ガーゼはとりあえず家にあると便利です。けがの時以外にも使うことがあります。

ひとつ問題がありまして、けがの時以外にも日常的に使っているとあっという間に無くなるのですが、価格が安くは無いのでそれほど頻繁には使えません。

では大容量のをずっと置いておけば良いかというと、一点注意しなければ滅菌性味が時間とともに無くなっていきます。

というわけで、箱を開けた後、個包装であるものが良いです。救急箱に入れるには箱から出して個包装のまま保存しておくと良いかもしれません。なお、サイズはお好みです。

【第2類医薬品】タイレノールA 20錠

ようやくお薬を1つ。まず紹介するのは解熱鎮痛薬です。こちらの商品は以前も別の記事でご紹介しているのでリンクを貼っておきます。

周りの意見を確認してはいませんが、私のように薬剤師は、基本的にはOTC薬は単独成分のお薬を好みます。理由としては、複数の成分がある場合、副作用が起こった時にどの成分が原因かわからなくなってしまうからです。

どの医療従事者よりも薬の副作用に敏感な職業なため、家庭用の常備薬として、私は単独成分のお薬を推奨します。

タイレノールはアセトアミノフェンという医療者ならほとんどの人が知っている一般的な解熱鎮痛成分を単独で含有したお薬です。CMなどではあまり頻繁に見かけませんが、病院等では医師の処方頻度が非常に高く、副作用も他の解熱鎮痛薬と比べて比較的少ないため、お勧めします。

なお、このお薬で十分な改善のない痛みや長く続く熱では、無理せず医療機関に受診して良いかと思います。具体的な使用方法は説明書をよくお読みください。

まとめ

さて、ようやくお薬の話なりましたが、今回、『どんな世帯の方でも持っておきたい』ものとしてはここまでで終了したいと思います。

これ以上は、風邪など特定の病気の症状緩和や予防、各々の生活習慣によって必要な薬は異なると考えます。

今後は様々な方にあったお薬を推奨するための記事をどんどん増やしていこうと思います。記事を記載する中で、今回は対象の商品がほとんどありませんでしたが、私の病院薬剤師としての視点を活かすことできると思います。

最後になりますが、改めて今回紹介した4品目はどんな家庭にあっても、有って困ることがほとんどないと思います。引っ越したばかりの方や、薬箱に何を入れるか迷っている方のためのきっかけになれば幸いです。

  1. シチズン 電子体温計 CTE707 予測式 15秒 CTE707 ホワイト
  2. BAND-AID(バンドエイド)
  3. 白十字 FC ステラーゼ L(7.5cm×10cm) お徳用 24枚入 [一般医療機器]
  4. 【第2類医薬品】タイレノールA 20錠

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